気が向いた時に適当に書き散らすブログです。
コメント歓迎、何か思うところがありましたらお気軽にどうぞ。
2009
実家に帰ってた間の。書くの一年ぶりくらいだ。
・ 『新世界より』(上)(下) 貴志祐介
書評で興味を持ち、図書館で見つけたので借りてみた。久々に貪り読みました。
人間全員が呪力という念動力を持つ、今からずっと未来の話。
一定の範囲の土地で生活し、バケネズミという知能を持った生物を使役していて、
人が人を殺すことが絶対にない平和な世界。しかしその世界が出来上がった
背景を、その世界の歪みを主人公たちは知っていき……、って感じかな?
人が人を殺すことが絶対にない平和な世界。しかしその世界が出来上がった
背景を、その世界の歪みを主人公たちは知っていき……、って感じかな?
主人公は女の子で、彼女が語り手になり、過去を振り返るという形式です。
読んでまず思ったのが、「設定よく考えたなー」。社会や生物や呪力関係の
細部までよく考え込んである。生物なんかは今のを基にしてるだろうが、相当数
出てるぞ。説明読むのがもどかしくて飛ばすぐらい細かかった(笑)。
細部までよく考え込んである。生物なんかは今のを基にしてるだろうが、相当数
出てるぞ。説明読むのがもどかしくて飛ばすぐらい細かかった(笑)。
主人公とその仲間たちが好奇心から知ってはいけない様々なことを知ってしまい、
そのため色々な経験をしていくから、次に思ったのが「これって冒険小説?」。
そのため色々な経験をしていくから、次に思ったのが「これって冒険小説?」。
主人公の少女がたまにイラッとする(笑)。ヤツが最後の方でやらかしたこと、
あまりのことに、私だったら我を忘れて殴る。我に返ってまた殴る(笑)。みんな
何て寛大なんだ(笑)。
あまりのことに、私だったら我を忘れて殴る。我に返ってまた殴る(笑)。みんな
何て寛大なんだ(笑)。
クライマックスのあるシーンは怖かったなー。私だけかもしれんが。「黒い家」を
思い出した(思い出して間違ってないよな?)。
思い出した(思い出して間違ってないよな?)。
本当によく考え練り上げられてる。最後まで飽きさせず、一気に読んだと云って
いい。人間の本性というか本質というか、見事に抉ってて、さすがだなあ。
「黒い家」の時もそーだったけど、この世で一番怖いのって人間だあね。
いい。人間の本性というか本質というか、見事に抉ってて、さすがだなあ。
「黒い家」の時もそーだったけど、この世で一番怖いのって人間だあね。
早くも今年のナンバーワン候補。オススメです。
・ 『償い』 矢口敦子
新聞の広告欄によく出てて話題作的なことが書かれてたから気になってて。
…期待が大きすぎた。その前に読んだのが凄すぎた。
くそう、矢口敦子はコレで化けたのかと思ってたが、私的には違うようだ。
乾くるみ並の化けた感が欲しい。近藤史恵でそれを得られるか!?
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