歯医者行きついでに実家に帰ってた。

私は実家近くの歯医者にしか行かないので。名古屋にいた時も、こっちに戻って
通ってた。

歯医者ついでに、先週両親が遠くにいる甥っ子（私にとっては従兄弟）の結婚式に
出たので、いい引き出物があったら貰いに。…カタログだったので、目論見外れ。

代わりに（？）結婚式と披露宴の話を聞く。

料理が旨かったとか、前日（父方の）祖母の家に泊まったが、夜中母の足の上を
ヤモリが横断し、怖くて以後眠れず、むくんだ顔で式に出たとか、そんなどーでも
いい話はいいとして（註：ヤモリが出まくる家ではない。私は見たことがない）。

お嫁さんが美人さんだったそうです。

が。

「アレは性格キツそうやわ…。尻に敷かれるで」（方言丸出し）

６つ年上なんだから（あ、私より年上だ）、そりゃ当然だろうと思ってたら。

「会社の上司の人がスピーチで『パソコンに向かって「何で私のやりたいように
動かんのよ！」と怒鳴って叩くのは彼女だけです』って云うんよ。『私はパソコンが
壊れんことだけを祈っています』って」

「…へー」

「美人なことを自慢に思っとるよーでね、『何で芸能界からスカウトに来ないんだ』
ってよく云っとるって、別の人がスピーチで云っとってね。あと、乾杯の音頭を
取った人も『アナタにやらせてあげるわ』って云われたからって話とって」

「…スピーチって普通ホメるもんじゃないん？」（方言丸出し）

「そーなんじゃけど、皆そんな話しとったわ」

「嫁さん、職場で嫌われてんのかね」

それとも、笑いを取りに行って、全然笑えない話になっていたのか（少なくとも
母の中では）。

うわー、面倒くせー嫁さんもらったなーと思ったが、ふと。

「あれ？　もしかして親戚になるん？」

「ほーよ」（訳：そうよ）

わー……やだな――…。

しかしまあ、カオを拝めるのはいつになることやら（葬式以外ない気がする…）。