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気が向いた時に適当に書き散らすブログです。 コメント歓迎、何か思うところがありましたらお気軽にどうぞ。

2025

0522
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2010

0429
『告白』 湊かなえ
発売間もない頃だったか、評判いいので読みたいなと思っていたら、色んなところで
ガンガン評価され、更に図書館では手に入り辛くなり、こりゃ文庫化すんのを待つ
しかないなと気長に待っていた。新聞で「文庫化」と見た時「よっしゃ!」とガッツ
ポーズをし購入。その作家の本を一冊も読んでないのに購入するなんて、図書館
頼みの私にとっては非常に珍しい。それだけの期待を背負っていた(勝手に
背負わせてただけだが)作品。
ネタバレしてないと思うが、念のため隠しておく。あまり感想らしい感想ではない。

救いのない話は好きです(笑)。でもこれの読後、鬱な感じにはならなかった。
それはとても良い。救いがなくて鬱になるってのはあまり喜ばしいことじゃない。
私にも可愛い息子がいるので、女教師の気持ちが判る。てか、加害者に厳しい
考え方を持っているので、元はといえばそちらが罪を(法を)犯したからだ、そちらが
何もしていなければこちらも何もしなかった、という被害者の家族が復讐するのに
反対しない。女教師が最初に取ったその手段には心底感服した。あれ、第一章で
終わらせてもいい(最初、そこだけしかなかったんじゃないっけ?)。ただ、追加で
取った手段、確実に関係ない人が巻き込まれているよな? あれはやりすぎ。
この手の本を読むたびにこういう親にはなるまい、と心に誓うが。子育てって
難しいね、
面白かったが、私が誰かの感想だの何だのを聞いて想像してたのとはちょっと
違った。多分待ちすぎて、どっかで違う情報取り込んだんだろう。そのせいで
読みながら「ミステリの枠って広がったよな……」などと思ったのだろう。つい昔の
黄金期を思い出したのだろう。あの「ええ!?」という驚きの結末には会えないのか、
とか思ったんだろう。いや、もっかい云うけど、面白かったよ。
関係ない話。
始めに女教師が生徒の前でナンタラ言い出す、に「似たよーなのあったよな…」と
ず――――――っと記憶を辿って、「あ、『そして粛清の扉を』?」と思い当たったが、
合っているか自信はない。こちらはバトロワ系(『バトル・ロワイヤル』みたいな
サバイバル系?を勝手にそう呼んでる)だった気がするがよく覚えてない。

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